日やけを防止するためには、
紫外線に対する正しい知識や
日やけ止めの適切な使い方を知っておくことも大切。
ここでしっかり学んで、日やけ知らずになりましょう!
紫外線を浴び続けると、シミやシワ、弾力の低下など肌の老化を促進すると言われています。
加齢による肌の老化は、70〜80%が長年蓄積した日やけによるものだと言われるほど。
また、年齢を重ねた肌は抵抗力が弱くなっているため、紫外線による肌細胞の老化が起きやすくなるのです。
ですが、年齢に関係なく「光老化」と言われるように、紫外線を浴び過ぎると20代でも深いシワが刻まれることも。
二の腕の内側と頬を比べてみてください。二の腕のほうが、肌のキメが細かく、シミやシワが少なくありませんか?
それは頬に比べて、二の腕は紫外線を浴びにくいからかもしれません。
加齢だけでなく、紫外線によって肌は老化してしまうのです。
だから、毎日しっかり日やけ対策することが大切なんです!
だから、毎日しっかり日やけ対策
することが大切なんです!
UV A波
波長が長いUV A波は、肌に急激な影響を与える作用は弱いのですが、蓄積的なダメージを与えます。肌の奥まで届くので、真皮にまでダメージを与えている場合が多く、肌のハリや弾力を失わせて光老化を引き起こす原因になります。このUV A波の防止効果を表す目安がPA(Protection Grade of UVA)。+の多さがUV A波に対する効果の高さを示しており、+~++++の4段階があります。
UV B波
UV B波は、肌への作用が強く、短時間浴びただけでも肌が赤くなることも。波長の短いこのUV B波は、炎症やシミの原因になるだけでなく、肌表面の表皮細胞やDNAを傷つけるといった影響を与えることもあります。 UV B波の防止効果を表す目安は、SPF(Sun Protection Factor)。2~50の整数値、また、それより上の効果は50+で表され、数値の大きいほうがUV B波の防止効果は高くなります。
両波とも、肌に症状が出ず、
ダメージを受けているのに気付かないことも!
ダメージがないから大丈夫!と思っていても、
5年後、10年後にシミやシワとなって現れるかもしれません!!
日やけ止めを選ぶときはSPF値/PA値をしっかり確認!
「UVケアは夏にするもの」と思っていませんか?
実は、地表に届く紫外線量は3月から増え始め、5月には7月とほぼ同じになり、
8月より多くなることも!地表に降り注ぐ紫外線の量を左右するのは、
太陽光線が地面にあたる角度と雲の多さ。
太陽光線が垂直に近い角度で降り注ぐのは6月で、
その数カ月前から徐々に太陽の位置は高くなっているため、
紫外線量も増えてくるのです。
夏から始めよう!ではなく 年間を通した日やけ対策が大切!
※気象庁 2015年東京の日最大UVインデックス(推定値)より
顔や身体にはしっかり日やけ止めを使っているのに、髪や頭皮には何もしていないという人、意外と多いのでは?
髪や頭皮だって紫外線を浴びれば日やけします。日やけをすれば、髪のつややうるおいがなくなる、
頭皮が赤くなるなどのトラブルが起こることもあります。髪や頭皮も忘れずに、しっかり紫外線ケアを!
紫外線を浴び過ぎると髪のもとであるたんぱく質が変性。キューティクルがはがれやすくなります。
これにより、髪が乾燥してパサつく・つやがなくなる・切れ毛、枝毛になる・髪が色あせるなどとトラブルが起こることも。
頭皮だって皮膚ですから、日やけで乾燥や炎症が起こったり、 頭皮の弾力を低下させたりといったトラブルも。
赤み、かゆみがある・頭皮がむけることがある・頭皮が硬いと感じる・抜け毛が増えたなどの症状は、
日やけが原因の可能性もあります。
紫外線は、太陽光から直接浴びるだけでなく、大気に散乱しているものや地表からの照り返しで浴びていることも多いのです。
日傘や帽子だけでは、上空からの紫外線は防げても、大気中や照り返しの紫外線は防げません。
また、紫外線は雲によってある程度遮断されますが、特に、UV A波はUV
B波に比べて雲を透過しやすいので注意が必要。
また、UV B波でも薄い雲なら80%以上が透過してしまうので、曇りや雨の日でも紫外線の影響を受けているのです。
紫外線の地表面での反射率 | |
新雪 | 80% |
砂浜 | 10~25% |
アスファルト | 10% |
水面 | 10~20% |
草地・土 | 10%以下 |
*自社における国内基準最高値